病院訪問‐済生会加須病院
院長 板橋 道郎 先生にお話を伺いました
Q.貴病院の概要についてお教えください。
A. 済生会加須病院の前身は、1989年に久喜市(旧 栗橋町)に設立された済生会栗橋病院です。そして、2022年6月に加須市へ新築移転、「済生会加須病院」として新たなスタートを切りました。同時に埼玉県より県内11か所目の救命救急センターに指定されました。病床数304床で、利根保健医療圏だけでなく隣接する県央エリアなどにおいても救急医療を担う病院です。
Q.貴病院の女性医師の状況はいかがでしょうか?
A.当院は医師数87名在籍しており、そのうち女性医師は31名です。3分の1が女性医師です。
産休・育休は、直近2年間では、5名の先生が取られています。
男性医師の産休・育休も取得された方もおります。
また、産休後に復帰される際には、パートや非常勤での勤務や、産休前と同じ職場のポジションへ戻るなど、希望に応じてさまざまな勤務形態で復帰できるよう、体制づくりを行っています。
なお、同じポジションへの復帰を希望された場合でも、時短勤務など安心して産休育休が取れるよう、サポート体制についても相談に応じ対応しております。
Q.院内保育の状況はいかがでしょうか。
A. 病院内に院内保育室「かぞっこ保育室」と病児保育室「ひまわり病児保育室」を外部委託にて設置しています。当院に勤める職員のお子さんで0歳児(57日目)から6歳児(未就学児)が対象で、定員32名、平均14名が利用しています。男性職員のお子さんの利用もあり、8月は3名(うち2名が男性医師)が利用しています。
また、病児保育室「ひまわり病児保育室」は最大病児6名の方の利用が可能です。
かぞっこ保育室の利用時間は通常保育07:45から18:30、延長保育18:30から20:00、夜間保育14:45から翌日10:00 と、利用される方のご要望に応えていけるよう努力しています。
消化器内科 八木 亜記 先生にお話を伺いました
わたしは、2008年卒業で、もともとは消化器外科医として病院に勤務していましたが、9年前に結婚し、前身の済生会栗橋病院に入職、消化器内科医として勤務しております。
現在、看護師の夫と7歳、4歳、1歳の子どもを含め5人家族です。
Q.先生の産休や育休取得について教えてください。
A. 採用後に妊娠・出産をして産前産後休暇や育児休業を含めて全てを利用させていただきました。
長男の出産後、院内保育室を利用しました。
こどもが小さい時期は、どうしても体調を崩してしまいます。
当院はスタッフが多く、私のいる消化器内科は私を含め6名体制のため、上司、同僚の先生方も理解をもってサポートしてくださいました。
突然の休みが必要な時も「大丈夫だよ」という感じで、仕事を代わっていただき、仕事と育児を両立することができました。
また、三男出産後の際、院長面談がありました。
時短勤務について打診させていただいたところ、板橋院長の奥様も医師として働いていたことから、院長ご自身も仕事と育児の両立をされていたそうで、時短勤務を了承いただきました。何よりも、仕事と育児の両立について同じ想いをお持ちだったことが嬉しく、心強かったです。
Q.女性医師の支援について、ご存じのことはありましたか。
A. 聞いたことがないわけではなかったですが、実際にどういうことをやっているのかまでは存じ上げなかったです。
しかし、女性医師支援の内容を聞いていて就業・復職に関する相談では、個々の事情に応じた働き方を交渉していただけるのは素晴らしい制度だと思いました。
- 訪問者:
- 埼玉県医師会女性医師支援検討委員会委員
太田 万郷 - 訪問日:
- 令和7年9月29日(月)

