病院訪問‐三愛病院

院長 猪野 裕通 先生にお話を伺いました

Q.貴病院の概要についてお教えください。

猪野 裕通 先生

A.当院は、1985年4月1日埼玉県浦和市(現さいたま市)西部地区に開設しました。“三愛”の名前の由来は、病院理念である三つの愛が基本となっております。

・第一に患者さんへの愛と思いやりの心
・第二に地域を愛する心
・第三に医療に奉仕する心

この三つの愛をモットーとして医療を行っています。
病床数は199床、専門診療科は18科あります。画像診断にも力を入れ、検査・治療等について患者さんにもわかり易く信頼できる診療を心掛けています。開院以来、24時間救急医療体制を確立して参りました。今後も地域に安心と信頼を届けられる医療を行ってまいります。

Q.貴病院の女性医師の状況はいかがでしょうか?

A.当院は常勤医師30名が在籍しており(訪問日時点)、うち女性医師は6名です。
女性医師の既婚者は3名です。
診療科としては、循環器内科、麻酔科、眼科、皮膚科、健診科に女性医師がおります。
産休育休で離職された方は無く、産休育休して復職しております。
育休からの復帰後、同じ科の他の医師が、代わりに外来や院内で入院患者を担当したり、助け合いの環境が職場にできており、短時間勤務制度や部分休業制度を活用してもらいながら院内保育所にお子さんを預けて、勤務と子育てとを両立していただいています。
また、当院では男性医師も積極的に育休を取得しております。

Q.貴病院での医師の働き方改革・チーム医療の取り組みについてお伺いできますでしょうか。

A.秘書課に人員を増やしました。医師の事務作業の負担を軽減して医師が働きやすい環境を整えました。
チーム医療ということでは、今までの医師を頂点としたピラミッド的なものから、医師、看護師、事務とお互いを尊重しコミュニケーションを図りながら一層チーム医療の意識を高め合っています。 また、ハラスメント教育も進めながら女性医師の方の意見も取り入れてより良い職場環境を作っています。

Q.院内保育所の体制はいかがでしょうか?

A.病院に隣接した院内保育園「ひよこ保育室」を直接運営しております。
定員13名で対象年齢は0歳から小学校就学前までです。
利用状況としては現在10名のお子様が利用しています。
年365日午前8時30分から午後5時30分まで開園しています。
延長保育は18時30分までしております。

皮膚科 冨永 奈津子 先生にお話を伺いました

Q.先生のご専門は何になりますか?

冨永 奈津子先生

A.私は、大学の卒業が2003年で、皮膚科が専門となります。
正規職員の常勤で当院には入職7年目になります。以前は別の医療機関に勤めておりましたが、2人目の子どもが生まれるタイミングで、通勤時間や勤務形態を勘案のうえ、こちらに入職いたしました。

Q.院内保育室ひよこ保育室を利用したことはありますか?

A.今は子ども2人ともに成長して保育室は利用しなくなりましたが、子どもが未就学児の時は、地元の保育園が休園になる年末の通常診療などの際に、ひよこ保育室をスポット利用することができて、大変に助かりました。

Q.ご主人はどのようなご職業ですか?

A.夫は一般企業に勤めるサラリーマンをしております。お互いに家事や育児の分担に努めております。

Q.両親が不在時にお子様の預かり場所など確保できていますか?

A.今は私も夫も不在な時は、子どもたちは学童保育を利用しております。子どもが未就学の時には、保育園の他に自治体が運営しているファミリーサポートを利用したりしていました。
また、夫の実家が近くにあるので、夫の両親に子どもを預かってもらうこともあります。今のところは仕事と育児のバランスを取りながら勤務できている状況です。

Q.お仕事でのお悩みはありますか?

A.現状、皮膚科が常勤1人での体制です。予約患者さんに加え、予約外の患者さんが当日に何人来院されるかによって、その日の外来の終了時間が変わるということがあります。
どうしても早めに病院出なければならない日など、予約の制限をしなくてはならない時もあります。しかし、それが多くなると患者さんも困られるので、その辺りのコントロールが悩ましいところです。

Q. 行政に求めるものは何かありますか?

A.子どもの預け場所です。小学生の学童保育は助かっていますが、年次が高くなると学童保育の定員から漏れてしまう場合があります。私の上の子どもは、今年4月の年度初めの段階では定員から漏れてしまいましたが、年度途中に空きが出て、途中から入れるようになりました。公立、民間を問わず、そういった子供の預け先が更に充実すると助かります。

Q.埼玉県医師会の埼玉県女性医師支援センターはご存知でしたか?

A.存じています。女性医師の支援センターに私は登録していまして、以前に転職案件の検索を行ったことがありました。また、当院が医師会と積極的にかかわっていくというスタンスを持っており、私も浦和医師会に所属させていただいています。
医師会を通して開業医さんと意見交換させていただく場を設けていただいており、とても役立っております。
病院勤務医と開業医とでは立ち位置の違いもあり、医師会での交流を通じて多面的に医療を学べることは自分にとって良い勉強の機会になっています。

nakata

訪問者:
埼玉県医師会常任理事
女性医師支援検討委員会委員長 松山 眞記子
訪問日:
令和6年9月26日(木)

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埼玉県総合医局機構の愛称です。